2016.01.07

電磁波過敏症の症状

金属アレルギーがない人でも金属による詰め物の影響を受けることがあります。電磁波が詰め物の金属に集まることで体に悪影響が及ぶことを電磁波過敏症といいます。先に述べたように金属アレルギーがない人でも電磁波過敏症になることがありますが、金属アレルギーのある人は電磁波過敏症による影響が強くなることがあります。そのため金属アレルギーの人は特に注意が必要です。最近の歯科治療では特殊な樹脂やプラスチックなどが用いられることが多くなりました。それでも保険が適用され、安価で歯科治療が行えるために多くの歯医者は患者に金属アレルギーがなければ金属を用いて歯科治療を行います。
もちろん電磁波過敏症は誰にでも発祥するものではありません。しかし電磁波過敏症に関する研究年数はそれほど長くはなく、それゆえにこの症状に関する知識はあまり広まっていません。そのため歯医者で歯科治療を受けた後、何となく体調が優れないという人の中には電磁波過敏症になっている人もいます。電磁波過敏症の症状としてはものが見えにくくなったり、鼻水や鼻づまり、そして皮膚の乾燥などがあります。また口内では歯の神経が過敏になったり、口が渇いたり、口内炎ができるといった症状が見られるようになります。そして頭痛や疲労感、めまい、吐き気といった症状も起こり、ひどくなると呼吸困難や手足の痺れに発展することがあります。
このような症状は花粉症やその他の病気と似ており、それゆえに電磁波過敏症になったと結論する人は滅多にいません。しかし歯医者で歯科治療を受けた後に急にこのような症状が出るようになったという人は、電磁波過敏症を疑うべきです。歯医者からも説明があると思いますが、電磁波は身近なところで発生しています。パソコンや携帯電話など、多くの人が日常的に使用するものからたくさんの電磁波が出ているのです。これらが歯科治療の際に用いられた金属に集中するなら、健康被害が生じてしまうことも理解できます。
多くの人は歯科治療後に頭痛や吐き気などの症状が生じた場合はその原因を突き止めるために歯医者を訪れます。しかし対照的に歯科治療後に生じる目の疲れや鼻水といった症状では歯医者を再び訪れてその原因を突き止める人は非常に少数です。歯医者で治療を受ける際、多くの人が気にするのが金属アレルギーで、それゆえに歯医者に特殊な樹脂やプラスチックでの詰め物をお願いします。しかし金属アレルギーがなくても、金属で詰め物を行ったり差し歯を取り付けることで電磁波過敏症が生じてしまうことがあります。そのためたとえ金属アレルギーがないとしても、なるべくなら金属を用いずに治療してもらうことを歯医者にお願いすることができます。