当院の治療方法

安全なアマルガムの除去

医院の建築段階から
アマルガム安全に除去
するためにこだわりました。

右の写真のような金属が詰められていませんか?

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アマルガム(正式名:歯科用水銀アマルガム)は、1970年代ごろから2016年まで虫歯治療の際に保険適用の歯科金属として詰めることを認められていた歯科材料です。

アマルガムの約50%は水銀です
アマルガムは、50%の水銀を含む金属です。スエーデン・デンマーク・イギリスでは使用が禁止されている材料ですが、日本では保険適用から外れただけで使用禁止とまではなっていません。
危険そうだから除去したいと考えられる方も多いですが、アマルガムを簡易な方法で除去するとかえって危険です。

歯科金属を取り除く際、削り粉(固体)が飛び散ります。削り粉(固体)は毒ですが、切削ドリルで削る際にその摩擦熱で水銀蒸気(気体)が発生します。
固体の削り粉よりも、気体の水銀蒸気のほうがはるかに危険であるため、いかに吸い込まないようにするのかに注意を払う必要があります。
アマルガム除去は危険!当医院では、安全にアマルガムを除去しています。
あなたは私の口に何を詰めたのですか?

動画はこちら

アマルガムを削る際の水銀蒸気、妊娠時の胎児への影響、その他全身に現れる症状などがまとめられたyoutubeです。

動画を見る

IAOMT(国際口腔医学毒物学会)主催 アマルガム除去セミナーに参加しました

口の中の猛毒 アマルガム(50%水銀含有)とは?

安全なアマルガム除去の方法や写真を様々な本に提供しています

当院は様々な本や雑誌に、
アマルガム安全な除去方法写真、資料を提供しています。

口の中に毒がある
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医療ジャーナリスト釣部人裕氏に「毒性歯科金属」について取材を受けました。「口の中に毒がある」第四章では当院が取材を受けたことが詳しく書かれています。

本当に怖い歯の詰め物
当院は「本当に怖い歯の詰め物」という本 ハル・ハギンズ(アメリカの口腔外科博士)著に資料提供しています。

女性誌「Trinity」特集:若返る 歯科

女性誌「Trinity」の「若返る 歯科」という特集にて、毒性金属・アマルガムについて寄稿。

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日本のアマルガム防御を、海外の先進の歯科医療と比べてみました。
(ドクターアルトン・藤井)

アマルガム除去の危険性

安全にアマルガムを除去できないなら、むしろ除去しない方がましかもしれません。
アマルガムが身体に良くないということを知ったために、ラバーダムシート(詳しくは後述)で誤飲防止することや口腔外バキュームで発生した水銀蒸気を吸引することすらせず、安易にアマルガムを除去したために、水銀蒸気を吸引してしまい、かえって体調を崩してしまう患者さんが多数当医院に来院し、経験しています。
一度体内に侵入した水銀は中々排出できません。アマルガム除去は安全にしなければなりません。

歯の銀色の詰め物・アマルガム(50%水銀)を除去する時に患者さん・術者(歯科医師・衛生士・歯科助手)が水銀蒸気(アマルガムをドリルで切削するときに摩擦熱でアマルガムの50%の成分である水銀が気化し、発生)を吸い込む危険性があります。
アマルガムがいかに危険か。安易に扱うとどうなるのか…。

アマルガムに添付されている製品の説明書と製品安全データシートを見ていただければ、アマルガム除去はいかに慎重に行うべきか、安易な除去は、患者さんや術者にとって本当に危険であることがわかります。

注意事項:素手で取り扱わないこと、十分換気されている場所で行なうこと

※ アマルガムは切除時の摩擦熱で気化します

アマルガムが気化した場合の措置:風下の人を退避させる。必要な場合は換気を行う。漏洩した場所の周辺にロープを張るなどして人の立ち入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風上で作業する。

防護具:防護マスク、防護メガネ、ゴム手袋を着用

有害性情報:皮膚から吸収されて中毒を起こすこともある。

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    使用説明書
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    データシート1
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    データシート2

(画像をクリックすると拡大します)

50%が水銀であるアマルガムを除去するときには、除去削片を飲み込むと危険なのでラバーダムというゴムのシートを装着して誤飲を避けることは重要で必須ですが、アマルガムの削片を誤飲すること以上に歯科用ドリルで口腔内のアマルガムを削り取る時に発生する摩擦熱でアマルガムに含有されている水銀成分(50%含有)が気化されて発生する水銀蒸気を吸い込むことの方がもっと危険です。

口から飲み込んだアマルガムの切削片の一部は体内に吸収されますが、その多くは体外に排出されます。しかし、摩擦熱で気化し、水銀蒸気の形になると、口、鼻、喉、あるいは肺などの組織から容易に吸収され、体内に吸収されます。

水銀蒸気は体内に入ると特に危険です。肺に入ると心臓に行き、血液に侵入して全身に送られます。水銀蒸気は容易に脂肪(脂質)に吸収され、電気的には中立なので、脆弱な脳細胞、脳血管関門、および胎児を保護する機能を持つ胎盤膜を含む体細胞に容易に浸透することができます。

このYouYubeをご覧ください。

アマルガムは摩擦熱によって
簡単に気化することがわかります

youtube

スモーキング トゥース(喫煙する歯):消しゴムの摩擦熱によって発生する水銀蒸気の煙はまるで歯がタバコを吸っているかのようです。

安全なアマルガム除去法とは?

アマルガム除去に伴う危険

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アマルガムはドリルで切削し除去して行きますが、その際に発生する摩擦熱でアマルガムに含まれた水銀が気化して水銀蒸気が発生します。
個体として発生する切削片も誤飲する危険性があるため危険ですが、水銀蒸気を知らずに吸引してしまうほうが遥かに危険です。

安全対策が不十分なままでの安易なアマルガムの除去は院内(隣の診療台や受付・待合室など)に水銀蒸気を拡散させ汚染してしまう恐れがあり、患者さんやスタッフが危険にさらされてしまいます。さらに、飛び散ったアマルガムの切削片から気化した水銀蒸気によって、患者さんやスタッフが慢性的に被曝する恐れもあります。

アマルガムの除去や
電磁波・化学物質過敏症の患者さんにも
安心して来院していただける
医院建築
を目指しました。

安全なアマルガム除去のための設備
IAOMT(国際口腔医学毒物学会)
AOMT(国際口腔医学毒物学会)
主催のアマルガム除去セミナー
参加してきました。
アマルガム除去セミナーのチラシを見る

AOMT(国際口腔医学毒物学会)は1984年に設立された、歯科医師および医師を中心とする団体で、安全な歯科治療を推奨する教育プログラムを運営しています。
現在、中垣歯科医院で行っている、安全なアマルガム除去法の再確認とアマルガムに対する知識を深めるために院長と副院長が参加しました。

※画像をタップすると拡大してご覧頂けます。

IAOMT(国際口腔医学毒物学会)
公式プロトコールアマルガム除去セミナー

AOMTアマルガムの除去セミナー
参加証明書(中垣院長が修了)

マシュー・グレン先生と記念撮影

講師:マシュー・グレン・ヤング(歯科医師、歯学博士、IAOMT前理事長

水銀蒸気の危険性から患者、歯科医師を安全に守るための治療法、対策手段の確立に生涯を捧げてきたIAOMTの中での中心的な存在。

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