2015.11.10

ガルバニー電流とは

ガルバニー電流とは

歯医者、歯科での治療の際に、金属アレルギーの症状が心配であるという方は少なくありません。
歯医者の虫歯治療では、さまざまな詰め物をすることも多いですし、またブリッジ、入れ歯などを使う場合にも、金属はたくさん使用されています。

そのため、金属アレルギーがあると、歯科、歯医者の治療も困難となります。
そのため、歯科の治療の場合には、金属アレルギーがあることをあらかじめ歯科医師に伝えておくことが必要です。

歯医者によっては、金属フリーのものを取り扱っていたりもしますし、また最近では、自費診療を行っている歯科も増えてきています。
金属アレルギーで、またさまざまな症状で悩んでいる場合には、まずは自費診療や、金属アレルギーの患者にも対応している歯医者を選ぶことがおすすめの方法です。
また、金属アレルギーのほかにも、歯科の詰め物ではさまざまな問題点があるといわれています。

たとえば、ガルバニー電流などもその一つです。
歯医者の虫歯治療の詰め物で起こることがあるという、金属アレルギーのガルバニー電流とはいったいどういったものなのでしょうか。
まず、ガルバニー電流と言うのは、正しくはガルバニック電流といいます。
こちらは、異種の金属同士が、唾液を介して接触しあった時に流れるという微弱な電流となります。

たとえば、アルミ箔を噛むとキーンとすることがあると思いますが、それらもガルバニー電流の一つとなっています。
最近では、金属アレルギーから、こちらのガルバニー電流の症状がある方も増えており、噛むとキーンとするという患者さんも歯科にはたくさん訪れています。
歯医者ではこうした金属アレルギーの人のガルバニー電流を防ぐための処置などを行っているところも多く、気になる方は事前に歯科に相談をしておきましょう。
ガルバニック電流ですが、こちらは特に、電位差などが多い、非金属、そして貴金属が同じ口腔内に存在する場合に起こりやすくなっています。
たとえば、銀と金などです。

また、こちらの金属アレルギーでガルバニー電流が発生した場合、金属がさびやすくなってしまいますので、歯科や歯医者で口腔内の金属はなるべく統一することが良いでしょう。
そのため、金属アレルギーがあるという方や、こちらのガルバニー電流が気になるという方、何か症状で困っている場合には、歯科医院にまずは相談をしてみることが必要です。
場合によっては、歯医者で自費診療を行ったりすることも必要ですし、また歯科での金属の種類を変えてもらったりするなどの処置が必要となります。