2015.12.25

パッチテストについて

歯医者で行われる歯科治療では様々なアプローチが行われますが、詰め物や被せ物など金属を使う治療が多く存在します。多くの歯医者での歯科治療で使用されるこうした金属ですが、当然金属アレルギーに対しては十分な警戒を行う必要があります。そのためアレルギー症状の強い方は歯医者での本格的な歯科治療を行うまえに金属アレルギーの検査を行うことがありますが、ここではその中でも代表的な金属アレルギーの検査であるパッチテストについて見ていきましょう。
まずパッチテストについて見る前に、歯医者での歯科治療によって発生する金属アレルギーの危険性について見ていきましょう。金属アレルギーは金属が皮膚などに触れるとかぶれや炎症を起こすことを指しますが、これは金属それ自体に反応している訳ではなく、金属から流失した金属イオンの影響でアレルギー反応を起こしています。つまり体に触れた金属に汗などの体液が付着し、金属の金属イオンが流出することで金属アレルギーを発症します。こうした一連のプロセスは歯医者での歯科治療でも同じで、特に歯は皮膚よりも特殊な環境下に置かれているので、より慎重にならざるを得ません。つまり歯医者で行われる歯科治療では、奥歯などあらゆる箇所に金属の詰め物が利用されますが、口の中は常に酸性と中性が移り変わり、咀嚼や食べかすなど非常に厳しい環境なので、詰め物に含まれる金属イオンが流出し体内に取り込まれてしまうことがあります。こうしたリスクは歯医者での歯科治療でも確認されているので、金属アレルギーの方は使用する金属に十分注意しなければなりません。
ではこうした歯医者での歯科治療の前に行うパッチテストについて見ていきましょう。一般的なパッチテストでは背中など面積の広い箇所に試薬を塗布して2日程度貼り付けます。その後皮膚に現れた各種の反応をもとに金属アレルギーを始め様々なアレルギーの症状を見つけることが出来るのですが、行う際にはいくつかのデメリットも意識しておくことが大事です。
まずパッチテストを行っている期間は汗をかく激しい運動が出来ないことや入浴が出来ないなど日常生活が大きく制限されます。そのため歯医者での歯科治療を控え、金属アレルギーの検査をされる方は休日などを利用して行うことをおすすめします。またごく稀にパッチテストを行うことでアレルギー症状が悪化してしまいこともありますので、そうしたリスクも事前に調べた上で検査を行う必要があります。このように歯医者での歯科治療には金属アレルギーのリスクが発生しますが、より重篤な事態を避けるためには必要な検査なのでぜひご検討ください。