2016.01.08

電磁波過敏症とは

ンターネットの登場により、パソコンを始めタブレット端末やスマートフォンなど様々な情報機器が登場していますが、そうした中では電磁波過敏症と呼ばれる症状を訴える方が増えています。スウェーデンなど北欧では病気として認知されている電磁波過敏症ですが、日本ではまだまだ一般の方にまでは知られてはいません。実はこの電磁波過敏症は歯医者での歯科治療が大きな原因ではないかと言われていますが、ここでは歯医者で使われる歯科用金属と電磁波過敏症、さらには金属アレルギーの関連性について見ていきましょう。
まずは歯医者で使用される歯科用金属が引き起こす金属アレルギーなどの症状について見ていきましょう。歯医者で使用される歯科用金属としては水銀アマルガムなどがよく使われていましたが、これは金属アレルギーを始め様々なトラブルが報告されていました。金属アレルギーでは金属イオンが肌などに触れた際炎症やかぶれなどを引き起こす免疫反応ですが、歯医者の治療時に使われる歯科用金属でもこうした金属アレルギーを引き起こします。歯医者で使用される歯科用金属は被せ物や詰め物に使用されますが、長年の使用により腐敗したり劣化したりするので、その結果金属イオンが流出し血液に乗って全身に運ばれて金属アレルギーを発症させます。その結果金属アレルギーの症状が歯とは直接関係の無いように思える腕や足などにも発症してしまいますが、中々歯と金属アレルギーの関連性に気づくことは難しいので、多くの方が食品や身に付ける貴金属などが原因と勘違いしてしまいます。
このように歯医者での歯科治療と金属アレルギーには深い関連性がありますが、この歯医者での歯科用金属は電磁波過敏症にも影響を与えると言われています。電磁波過敏症では携帯電話やタブレット端末などから発生する電磁波によって、激しい頭痛やめまい、さらにはうつ症状などを引き起こします。これらは自立神経失調症やその他の疾患にも共通する症状なので、歯医者での歯科用金属が影響するとは考えられては来ませんでしたが、最近欧米での研究により歯医者で歯科用金属の治療を行った方は電磁波過敏症を発症しやすいというデータが発表されました。これには被せ物などに含まれる金属が電磁波を吸収するアンテナのような働きをするためだと見られていますが、原因の特定が急がれています。
このように金属アレルギーだけでなく様々なリスクがつきまといますが、日本国内でも電磁波過敏症に対する認知度が高まってきていますので、原因不明の体調不良などをお抱えの方はぜひ一度受診してください。