2015.11.15

コンポジットレジンとは

一般的な歯医者での歯科治療で使用される詰め物のインレーは銀歯など金属製のインレーが使われる事が多いのですが、これまでの金属製のインレーは見た目の審美性の点で問題があったり、歯科治療を受けた患者様が金属アレルギーを発症してしまうおそれがありました。

そこで登場したのが「コンポジットレジン」と呼ばれるプラスチックで出来ているインレーの詰め物です。

コンポジットレジンはプラスチックで出来ている為金属アレルギーの心配も無く、審美性にも優れています。

今回は、プラスチック製のインレーであるコンポジットレジンについてご説明をさせていただきます。

■コンポジットレジンとは

コンポジットレジンとは、天然の歯の色に近い樹脂性のプラスチックを使用しているインレーの事です。

プラスチック素材を歯科治療用に特殊開発したコンポジットレジンは、従来の金属製のインレーよりもより自然の天然の歯に近い見た目で審美性に優れ、金属を使用していない為金属アレルギーの心配もありません。

■コンポジットレジンを使った虫歯治療について

コンポジットレジンはペースト状のプラスチックを歯医者での歯科治療の際に虫歯を削った箇所に詰めて特殊な光を照射する事で固めてゆきます。
コンポジットレジンは短時間で固まる性質があるので治療時間も比較的短くて済み、歯との密着性も高いので歯科治療を行った箇所が再び虫歯になる確率を下げてくれます。

■コンポジットレジンのメリット

コンポジットレジンは保険診療での歯科治療が可能です。
保険外の自費診療のコンポジットレジンを使用した歯科治療もありますが、ほとんどの場合でコンポジットレジンは保険適用の保険診療での歯科治療が可能となります。

また、コンポジットレジンは金属を使用していないので金属アレルギーが出る心配もありません。

■コンポジットレジンのデメリット

コンポジットレジンは金属製のインレーと比べると強度に欠ける為、歯科治療で奥歯の大きな詰め物をする時には使う事が出来ません。
また、コンポジットレジンは水を吸う性質があるので変色しやすく、定期的な歯医者でのメンテナンスが必要となります。

【コンポジットレジンを使った歯科治療は金属アレルギー対策を行っている歯医者での歯科治療をおすすめします】

従来の金属製のインレーやクラウンを使った歯医者での歯科治療では金属アレルギーの患者様に十分に対処する事が出来ないという問題があります。
その点、金属アレルギー対策を万全に行っている歯医者での歯科治療であればコンポジットレジンなどの非金属のインレーや陶器のオールセラミッククラウンなどを使用する事によって金属アレルギーが歯科治療によって発生してしまう可能性を減らす事が出来ます。
金属アレルギーでお悩みの方で歯医者での歯科治療を考えている方は、金属アレルギー対策を専門的に行っている歯医者での歯科治療をおすすめします。