2015.11.17

レジンコアとは

歯医者で行われる歯科治療で歯を削って歯の中を通っている神経を抜く抜髄と根官治療を行った後にはコアと呼ばれる歯の強度を保つ台を歯の中に挿入する必要があります。

コアは金属のコアであるメタルコア、レジンと呼ばれるプラスチックを使用したコアである「レジンコア」、そしてグラスファイバー素材を使用したコアである「ファイバーコア」などがあります。

今回は、保険適用で保険診療による歯医者での歯科治療で使用される事が多く金属アレルギーの心配が少ないプラスチックを使用したコア「レジンコア」についてご説明をさせていただきます。

■レジンコアとは

レジンコアとは、歯医者で使用するコアの一種類で、歯科治療用のプラスチックである「レジン」と呼ばれる素材を使って作られているのが特徴です。

レジンコアは金属のピンとプラスチックであるレジンで出来ており、従来のメタルコアなどの金属製のコアと比べて金属アレルギーが出にくい事も特徴の一つです。

■レジンコアのメリット

歯科治療用のプラスチック素材のレジンと金属のピンで出来ているコアであるレジンコアは保険適用で保険診療で歯科治療を受ける事が出来ますので、比較的費用が安価に済むというメリットがあります。

またレジンコアはメタルコアと違って金属量が少ない為に金属アレルギーが出にくい他、金属の黒い影が見えにくいという審美性におけるメリットもあります。

そして強度は強いもののコアそのものが歯根を破折してしまう危険性のメタルコアと比べて、プラスチックのレジンと金属製のピンの混合で出来ているレジンコアはメタルコアよりも歯根破折の危険性が少なくなります。

また、歯科治療の際に歯を削る量が少ない事も特徴となっています。

■レジンコアのデメリット

レジンコアはプラスチックのレジンと金属のピンで出来ている為、メタルコアやファイバーコアより強度が劣ります。

また、レジンコアは金属のピンを使用している為多少の金属の黒い影が出てしまう事から、グラスファイバーを使用したファイバーコアよりも審美性に劣るデメリットがあります。

【歯医者での歯科治療は金属アレルギー対策も万全の歯医者が安心です】

日本国内では金属アレルギーに注視して歯科治療を行っている歯医者が少ない為、まだまだ金属アレルギーの患者様にとってはリスクを減らせていない現状があります。
しかし現在は徐々に金属アレルギーの対策を行いながら歯科治療を行う歯医者も増えてきました。
金属アレルギーのある患者様や、金属アレルギーが出るおそれのある患者様については、金属アレルギー対策を専門的に行っている歯医者での歯科治療をおすすめします。