2015.11.28

水銀について

今、歯医者での歯科治療において、金属アレルギーの方の治療が問題となっています。歯医者では虫歯治療などを歯科治療として行うことが多いですが、こちらの虫歯治療の際には、詰め物を詰めることがほとんどです。こちらの詰め物は、金属となっていますが、この金属が身体に悪影響を及ぼしやすいといわれています。
特に金属アレルギーがある人には、重篤な症状を引き起こしてしまう可能性があるのです。

このため、金属アレルギーの人は、歯医者の際には、歯科治療で、金属を使用しないような治療方法を行う必要があります。しかし、保険診療内では、アマルガムという金属の詰めものを詰めることがほとんどなので、金属アレルギーの方に症状が出る可能性が高いです。こちらアマルガムと言う金属が、なぜ症状を引き起こしてしまうのでしょうか。

まず、こちらのアマルガムは、成分のほとんどが水銀で出来ています。
水銀と言うものは、毒性の強いものとなっており、こちらの水銀は体内に入ると、排出されず、どんどん体にたまって行ってしまいます。こちらのアマルガムは、常に唾液に触れていて、そして高温の状態となっています。このため、高温になると、水銀の蒸気が発生し、それが体の中に蓄積されていってしまうのです。

水銀が体内に蓄積されてしまうと、たとえば原因不明のイライラとなってしまったり、頭痛が起こってしまったり、また吐き気や倦怠感などの原因となります。このほか、不眠や、アレルギー症状などを引き起こす原因ともなります。

金属アレルギーの方は、歯科治療において、こちらのアマルガムを歯医者で詰め物として入れてしまうと、このような症状が引き起こされてしまうことが多いのです。

最近になって、これらのことは分かり始めたのですが、今までは、こうしたことがあまり分かっていなかったので、水銀が原因であると知らなかった方も多いのです。このため、最近では、金属アレルギーの方は、歯医者の歯科治療ではなるべく、水銀の含まれていない金属を使用することが推奨されています。

金属アレルギーの方の場合、保険診療内では難しいため、歯医者では自費診療の歯科治療を受けることが薦められています。
たとえば、金属フリーの詰め物であったり、体に優しい金属などが金属アレルギーの方にはおすすめです。
まずは歯医者の歯科治療においては、金属アレルギーがあるということを、まずは事前に相談することが必要となります。