2015.12.01

パッチテストとは

金属アレルギーは指輪やネックレスなど、体質によってはアクセサリーを身につけるときに皮膚のアレルギーを起こす事があり、特定の金属にアレルギー反応を起こす場合があります。そこで、金属によるアレルギー反応を見るためにパッチテストが必要になります。

主に皮膚科で行われるパッチテストですが、歯科でも金属を扱っていますので、歯医者でも金属アレルギーの有無を調べるためにパッチテストを行う場合があります。歯科では主に口腔内に入れる銀歯の金銀パラジウム合金や部分入れ歯の金属部分、インプラントのチタン、アマルガムなど、様々な金属がアレルギーの原因になる事があります。

チタンでアレルギーを起こす人は珍しいですが、その他に歯医者が扱っている金属(かぶせ物や部分入れ歯の金属部分など)を口内で使用した場合、主に溶けだした微量のイオンによって金属アレルギー反応を起こすことがあります。過敏な人では金属に接触するだけで接触性皮膚炎を起こす事もあるので、歯科では細心の注意を払って、金属アレルギーがあるかどうかパッチテストを行っています。
ただ、金属アレルギーは即時型ではないので、時間が経過してアレルギー症状が出てくることがあります。自分が今までに経験したことのない金属アレルギーが突然現れる事もあるので、要注意です。その時の歯医者での治療に使われた金属は使う事が出来ませんので、他の金属やセラミックを使うことがあります。

実際の金属アレルギーの症状としては軽いものが多く、少し赤く腫れる程度ですが、酷いものでは歯茎だけでなく、口の周りや口を触った手にアレルギーが広がる事があります。

金属アレルギーがあると最初から分かっている場合は、必ずパッチテストを行います。主に歯科で多用される金属に関して、考えられる全ての金属について検査を行う時もありますが、通常は使う予定の金属を少量だけ皮膚に絆創膏などを使って貼ったままにしておきます。

特定の金属にアレルギーがあると通常は2日程度で判明しますが、陰性の場合は念のために7日間は貼ったままにしておきます。

自ら金属アレルギーを把握してアレルギーカードを持って歯科に行くのが望ましいのですが、検査していない金属に関しては必要に応じて歯科でパッチテストを行います。

金属アレルギーを軽視するととんでもない症状が現れる事があります。アレルギー反応なので当然アナフィラキシーが起こる事も考えられます。重症であればアナフィラキシーショックによって咽頭の腫れがあると呼吸困難にもなりかねません。アレルギーを起こす可能性のある物質は自分で把握しておくのが無難です。