2015.12.03

歯医者での歯科治療では、さまざまな金属を詰め物として取り扱っています。 このため、金属アレルギーの方には問題があるといわれています。 歯医者での歯科治療では、虫歯の治療などで、金属を詰めることが一般的ですが、最近では、こちらの金属が金属アレルギーの方には重大な症状を引き起こしてしまうといわれています。

金属アレルギーといえば、一般的には、時計だったり、アクセサリーなどが湿疹を引き起こすものと言われています。 しかし、最近では、歯医者での歯科金属アレルギーが注目されているのです。 このような、歯医者での歯科金属アレルギーの場合、いきなり発症するものではなく、数十年を経て、突然発症することなども多いといわれています。

口の中に、金属が存在する以上、歯医者の治療では歯科金属アレルギーになる危険があるといえるでしょう。 しかし、歯医者の歯科治療では、金属アレルギーの原因となる金属と、なりにくい金属が存在します。

たとえば、歯医者での歯科治療では、イオン化して溶出した金属などが、金属アレルギーの原因となるといわれています。このため、金属の種類によって、アレルギーになりやすいもの、そうでないものがあります。

卑金属などは溶出しやすいと一般的に言われており、貴金属は極めて耐食性が高く、溶出しにくいといわれています。   そこで、アレルギーの原因となる金属の種類ですが、まずはニッケル、クロムそしてコバルト、水銀などがなりやすく、さらには、アルミニウム、 亜鉛、パラジウムそしてロジウム、なども原因になりやすいとされています。 こちらのロジウムなどは、金属の成分が溶出しやすく、金属アレルギーを引き起こしやすくなります。

このため、歯医者での歯科治療では、保険内で治療をしようと思うと、金属アレルギーを引き起こしやすい状態になってしまうといえるでしょう。 このため、ロジウムなどの金属ではなく、貴金属である金、またはプラチナなどを使用するという方法があります。 また、最近になって、ロジウムよりも使用されているものの一つはセラミックです。

こちらは、金属などを使用していないため、金属アレルギーの方でも、安全です。また、レジンというプラスチックを使用したものなども、とても安全に使用できます。
歯医者での歯科治療には、このように金属アレルギーのリスクが高い金属が使用されていますので、金属アレルギーが心配な方は、あらかじめ歯医者に相談をして、歯科治療に臨むことがおすすめです。