2015.12.04

ヒ素について

歯医者での歯科治療を受けてから、ずっと体調が悪い気がすると言う人や、口の中が酸っぱい感じがするという人や、また口内炎、皮膚トラブルなどが発生してしまうという症状で悩んでいる方も少なくありません。

これらは、金属アレルギーなどがある人に多く、ネックレスまたは指輪などの金属製品でかぶれやすい人などがなりやすいものとされています。
金属アレルギーというと、一般的に、時計やアクセサリーなどの金属の装飾品が原因であるとされています。

しかし、歯医者での歯科金属アレルギーが細菌では問題となっています。
近年では、お口の中に装着しているような義歯や詰め物などといった、歯医者の歯科治療でで使用される金属が原因で、顔・全身などに金属アレルギー症状を発症するという方が非常に増えているのです。

こうした歯医者の歯科金属アレルギーでは、主な有害金属があります。 それは、水銀そして、鉛、さらにはパラジウム、カドミウム、ヒ素、ニッケルなどが挙げられます。
この中でも水銀、そしてヒ素などは非常に毒性が強く、身体にたまってしまうと重篤な症状を引き起こしてしまうのです。 歯医者の歯科金属アレルギーでは、有害金属はどんな症状を引き起こすのでしょうか。

まず、これらの有害金属というものは、良質のたんぱく質と結びつきやすくなっています。 このため、脳神経に蓄積しやすくなっており、記憶があいまいになってしまうなどの症状があります。

また、集中力がなくなったり、神経伝達力が弱くなったりします。
特にヒ素や水銀などは、神経系統の働きなどに重要とされているビタミンB12の吸収を低下させてしまうという毒性があります。 このため、なんと記憶だったり、運動、そして筋力などにも影響を与えてしまうのです。
このため、歯医者での歯科金属アレルギーには、しっかりと対処する必要があります。

たとえば、歯医者では、このような歯科金属アレルギー対策として身体に合わないような毒性金属の除去などを行っています。
そして、プラスチックや貴金属などの毒性がない金属など、体質にあっている材料にかえていくという対処法があります。

歯医者での治療において、歯の詰め物、そして被せ物の金属が合わない場合、このように歯科金属アレルギーが出ることがあります。
このため、アトピー性皮膚炎、頭痛など体調不良が続く場合には、歯の金属アレルギーを疑ってみるとよいでしょう。
気になる方は、皮膚科で、パッチテストを受けるという方法があります。