中垣歯科医院の金属・歯科アレルギー専門治療 当院の治療方法

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病巣感染

病巣感染とは?

身体のどこか一部分で慢性的な細菌感染等の炎症があり、多くの場合、それ自体は無症状であったり、軽微な症状でありますが、これが直接関係のない他の臓器に影響を悪影響及ぼし、障害を起こすことを言います。

当院でも、口の中の病巣が原因となり、皮膚の病気を起こしていたり、悪化させていると思われる症例が多数あります。
この場合の治療としては、口腔内の病巣を取り除く除菌治療が必要です。
最近では、口の中の病気は、体のさまざまな病気の原因となりえるという研究や発表はテレビなどでも頻繁に扱われるようになりました。

口腔内の病巣が全身に症状を引き起こします。

4000羽のウサギと1000匹の犬による大実験で証明された病巣感染の危険性。口腔慢性感染症が重篤な全身の疾患の引き金となる。

口腔内の病巣治療の皮膚症状の変化

病巣感染が原因で起こる疾患「心血管疾患」「アルツハイマー病」「肺疾患」「皮膚炎」「関節炎」「自己免疫性疾患」「腎疾患」「神経疾患」「糖尿病」「がん」

口腔内の病巣とは?

歯周病
歯周病菌や歯肉の炎症が病巣となります。原因細菌は何なのかを検査し、治療の前後でその原因菌が除去できているのかをしっかりと管理しながら治療することが大切です。
失活歯や根尖病変
根管治療をせず放置している歯や以前に根管治療をした歯も完全に除菌できていないと、時間の経過とともに病巣となることがあります。病巣除去を主眼においた場合、根管治療は非常に難しいので注意する必要があります。
破折歯
割れた歯は、そこから細菌感染を起こし病巣となることがありますので気付いた時点で適切な処置が必要です。レントゲン写真でも写りにくく見つけにくい場合もあります。

病巣感染が起こる理由とは?

病巣感染が起こる理由として以下のようなことが言われています。

  • 病巣からの菌が、血管を通り他の部位に住み着く(菌血症)
  • 細菌の毒素や、細菌が体内で戦った後の物質が血流にのり拡散、沈着することによる防御反応
  • 細菌(細菌の死骸含む)、毒素、代謝産物に対する抗体によるアレルギー
  • 病変からの継続的な刺激による神経(自律神経等)の過剰な反応

…など

主に細菌が原因となると考えられますが、当院では歯科材料(特に金属イオン)や使用薬剤などによっても反応は起こるのではないかと考えています。なぜなら、抜いた歯を良く観察してみると細菌感染だけではなく、金属溶出や劣化した歯科材料が認められるからです。

抜いた歯を良く観察してみると…

隠されてきた口の中の病巣感染の実態とは?

ウェストン・プライス博士の偉大な功績

Weston A. Price

プライス博士は、歯による病巣感染を実験的に証明した歯科医師です。約100年余前に発表されていました。

その実験内容は、歯科医療の根幹を揺るがすような非常に衝撃的な内容で、心内膜炎などの心臓疾患、腎臓疾患、膀胱疾患、関節炎、リウマチ、精神病、肺障害、妊娠合併症など、退行性疾患を持つ患者さんの見かけ上正常な根管充填歯を抜歯し、実験動物(ウサギ)の皮下に埋め込むと、その実験動物(ウサギ)は、患者さんと同じ病気を発症するというものでした。

また、比較対象として、感染のない健全な歯や、滅菌した他の物質を実験動物に移植しても、健康には何ら影響を認めないことも確認されました。
比較対象があることにより、感染している歯(病巣)が、病気を引き起こす原因となっていることの信憑性が高まりました。

感染している根管充填歯(病巣)

感染していない健全歯

病巣感染は、医師・歯科医師であれば誰もが知っている常識です。
しかし、その実態は、根管治療を軽視し、保存可能な歯をむやみに抜いてしまう歯科医師が増えてしまったというような歴史的な経緯もあり、あまり重要視されてきませんでした。

最近になり、病巣感染が少しずつ重要視されるようになりました。
もちろん、むやみに歯を抜く事は良くありません。しかし同時に私達は、むやみに病気の原因となり得る歯を残すことは、全身の病気を引き起こす可能性があることも念頭に置かなければなりません。

病巣を除去し、歯は保存する。これが理想的な治療であることは間違いありませんが、私達歯科医療者の目的は、歯を保存することではなく、患者さんが快適に健康な状態で過ごせることだと考えています。
歯を残したけれど、それにより病気になってしまったのでは、全く意味がありません。

我が国の著名な細菌学者で歯科医師でもある奥田先生も次のように述べています。

『歯科医師は歯を保存し、その患者の健康を維持するためのプロセスで病巣感染による健康被害をもたらすことがないように努力しなければならないとの基本的概念を確立した歯科医師こそプライスであったいえる。』
奥田克爾 ,「歯性病巣感染」温故知新 ,歯科学報, 110(3): 288-291 より

4000羽のウサギと1000匹の犬による大実験で証明された病巣感染の危険性。口腔慢性感染症が重篤な全身の疾患の引き金となる。

tel:0668418217

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Nakagaki Dental Clinic
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TEL:06-6841-8217
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土曜日は午前9時から12時、午後13時から17時
休診日:木・日・祝祭日
  • 駐車場/府立桜塚高校正門前 4台
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大阪空港(伊丹空港)でモノレールに乗り、「大阪空港駅」から1つ目、「蛍池」駅で降ります。阪急電車(宝塚線)に乗り換えて(モノレールと同じフロアでつながっています)、梅田方面の普通電車(各駅停車)に乗ります。2つ目の岡町駅で下車してください。岡町駅から歩いて10分です。

新幹線でお越しになる方

新幹線の新大阪駅で下車して、地下鉄御堂筋線新大阪駅の千里中央方面行きに乗り、4つ目の駅、桃山台駅で下車してください。(途中、江坂駅で路線が北大阪急行に変わりますが、そのまま乗車していて大丈夫です。)桃山台駅から阪急バスに乗って約10分です。中桜塚4丁目バス停下車すぐです。

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